日本版REITの特徴とアメリカとの違い①
日本版REITが多くの方に注目されたのは、もともとアメリカにおいてREITが大成功したことにあげられる。
アメリカのREITの市場規模、人気の高さは日本においても頻繁に投資関連本でも特集されている。
アメリカにおいてREITが急成長をとげた背景には、REITの制度改善が前提となっているが、アメリカ経済の状況が良いこと、そしてUPREITという新たなしくみが登場したことなど様々な要因が積み重なったこともあり、REITが一大市場を築いたともされている。
アメリカのREITの投資対象物件の種類は多岐にわたっており、オフィスはもとより、居住用物件、ゴルフ場、医療介護施設、倉庫、店舗、ショッピングセンターなどがある。
歴史的にもさまざまな制度改正を経てREITが成り立っており、莫大な資金が流入し、REITの市場規模が飛躍的に拡大した経緯がある。
アメリカのREITは1960年代に登場し、資金がネットバブルの影響でIT関連株に向かった時期もあったが、IT関連株暴落後は、REITに資金が戻っている。
日本版REITの特徴とアメリカとの違い②
日本版REITは、アメリカのREITの影響を強く受けており、基本的な枠組みにおいては制度自体をそのまま受け継いでいる形になっているが、違う点も比較的多くみられる。
例えば、アメリカのREITはどちらかというと特化型と呼ばれているもので、対象不動産物件を絞っているのが特徴ともいえ、それぞれのREITにはカラーがある。
物件を特化しているもの、地域を集中的に対象にしたものなど様々なものがあって、投資家がその中から自分にあったポートフォリオが組めるようになっている。
それに対して、日本のREITの特徴としては比較的さまざまな不動産がREITに混在しており、既にポートフォリオが組まれているタイプが多い。
このような特徴を持つ日本のREITは、今後は、しだいにアメリカ型に変化していくのは間違いがないともいわれている。
