ユーロとポンドの特徴①
ここでは、欧州のユーロと英国のポンドについてご紹介する。
どちらもヨーロッパの通貨であることから欧州通貨と呼ばれている。
ユーロは、単一の国が使用している通貨ではなく、欧州連合、EUが採用している通貨である。
参加している国は、ドイツやフランスを始めとして、スペイン、イタリア、オランダなどヨーロッパの多くの国が加盟している。
これらの国々は政治的にも文化的にも別の国々だが、それぞれの国が自国の経済だけでは世界と勝負できないということで経済を統合する方向に進んでいる。
こうして出来た統一経済圏のことをユーロ圏という。
ユーロ圏で使われている通貨がユーロであり、ユーロ圏は5億人以上の人口を擁する一大経済圏となっている。
ユーロとポンドの特徴②
外国為替相場ではユーロ圏そのもののファンダメンタルズ(経済の基礎的要因)というよりは、米国の動向に左右されやすい特徴を持っている。
世界で最も取引量の多い通貨ペアはユーロドルなので、ドルが売られる状況になると自動的にユーロが買われるというわけである。
逆にドル高になるとユーロ安になる。
ユーロのこのような性質を「アンチドル通貨」と呼んだりするのである。
ドルに次いで世界の基軸通貨としての地位を固めつつあるため、政治的にドルを持ちたがらない国は外貨準備をユーロで行うことが多い。
英国ポンドは、ドルが世界の基軸通貨となるまでは、世界の基軸通貨だった歴史がある。
英国は自国の経済が強いことや島国であること、かつての覇権国家であることのプライドなどからユーロには参加しなかった。
流通量がそれほどないため比較的値動きの激しい通貨としても知られていて、対円で1日に2円動くことも珍しくないのがポンドの特徴である。
