為替変動の要因①

ここでは、為替の変動の要因についてご紹介する。

為替が変動する要因は様々なものが複雑に絡み合っているが、基本的には、需給関係、ファンダメンタルズ、経済指標、テクニカル要因、その他の要因というもので構成されている。


・需給関係

需給関係とは買い手と売り手のバランス(調和)のことを指すが、買い手と売り手のバランス(調和)がどちらか一方に傾くと円高、円安という形で為替が変動するようになる。


・ファンダメンタルズ

ファンダメンタルズは、基本的には、経済の基礎的要因を指していて、アメリカの株や国債などに投資しようという投資家が増えてくると多くの人が自国通貨を売って、ドルを買うので、世界のお金がアメリカに移っていく。

アメリカに膨大なお金が入ることによってドル高の原因となる。


・経済指標

経済の基礎的要因を知る際に参考になるのが経済指標である。

毎月発表される雇用統計や、国際収支といったものは為替変動の大きな要因であり、これらの経済指標には常に多くの方が注目している。

一般的には日本の景気がよくなると考える市場参加者が考えれば円高になり、アメリカの景気がよくなると市場参加者が考えればドル高になる。

為替変動の要因②

・テクニカル要因

テクニカル分析因は、過去の為替変動を参考にしながら未来の為替変動を予測する手法をいう。

チャートといわれる過去の為替変動を記録した表を参考にしながら取引をしていることからも為替変動の要因ともなっている。

具体的には、前回の高値を越えたら一斉に買いの動きが発生し、これが原因となって為替変動をさらに加速させたりする場合がある。


・地政学的リスク

地政学的リスクとして、以前は有事のドル買いといわれ、米ソ冷戦時代はとくに戦争など有事の際にはドルが買われることが多かったのだが、近年ではアメリカ自身に関わる有事が多いため、機軸通貨としてのドルは力を失いつつあり有事のドル売りという現象が起こっている。


・原油価格

原油価格も為替変動の要因となっており、以前は原油価格が上昇すると円安ドル高になることが多かったが、近年はドル安が進むようになっている。

これは多くの投資家が原油価格の高騰は、日本経済よりもアメリカ経済に対して悪影響を及ぼすと判断していることから流れがかわったとされている。

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